インド、領有権を争うカシミールでG20会合 中国など欠席

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20カ国・地域(G20)観光ワーキンググループ会合が行われているスリナガルで警備にあたる準軍事部隊/Saqib Majeed/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

20カ国・地域(G20)観光ワーキンググループ会合が行われているスリナガルで警備にあたる準軍事部隊/Saqib Majeed/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 主要20カ国・地域(G20)の議長国を務めるインドが、パキスタンと領有権を争う北部カシミール地方でG20観光ワーキンググループ会合を開いていることに対し、中国が欠席するなど批判が集まっている。

会合は今週、印パが60年以上前から対立してきたカシミール地方の中心都市、スリナガルで開催されている。

インド政府は2019年、カシミール地方のインド支配地域、ジャム・カシミール州の自治権を剥奪(はくだつ)し、東部のラダックを分離して直轄領とした。それ以来、同地方でこの規模の国際会合が開かれるのは初めて。

ラダックの一部をめぐっては、中国との間で40年以上前から領有権争いが続いている。

中国は19日、係争地域でG20会合を開くことには反対だとして、欠席を表明した。

インドと中国の軍は20年にラダックで衝突し、インド兵少なくとも20人、中国兵4人が死亡した。

G20のメンバーではこのほかサウジアラビア、エジプト、トルコも会合を欠席した。

インドはスリナガルでの開催について、この地域の経済成長を促進して文化遺産を保存し、持続可能な開発を推進するのが目的だと説明する。

これに対してパキスタンは先月、カシミールでの会合は「無責任」だと非難していた。同国はG20のメンバーに入っていない。

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