欧州評議会、ロシアによるウクライナ侵攻の「損害登録制度」設立へ

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メディアの質問に答える欧州評議会のマリヤ・ペイチノビッチブリッチ事務局長/Alastair Grant/AP

メディアの質問に答える欧州評議会のマリヤ・ペイチノビッチブリッチ事務局長/Alastair Grant/AP

(CNN) 国際機関「欧州評議会」は17日、ウクライナでの戦争におけるロシアの責任を追及するため「損害登録制度」を設立すると明らかにした。欧州評議会は2日間にわたりアイスランドの首都レイキャビクで首脳会議を開催していた。

欧州評議会によれば、今回の登録制度は当面3年間の取り組みとして、ロシアによるウクライナ侵攻で生じた損失や損害を記録する。

欧州評議会のマリヤ・ペイチノビッチブリッチ事務局長は、ロシア政府が戦争の犠牲者に対して賠償責任を果たすには、今回の制度が不可欠だと述べた。

欧州評議会には46カ国が参加。1949年の創設以来、首脳会談は今回で4回目。欧州評議会のウェブサイトによれば、今回の首脳会談の最優先事項はロシアの侵攻を受けたウクライナを支援することだった。

アイスランドのヤコブスドッティル首相は、登録制度について、ロシアの野蛮な戦争で行われた犯罪に対する説明責任が果たされるための重要な一歩であり、ウクライナ支援の強いメッセージだと述べた。

ウクライナのシュミハリ首相は、登録制度について、今回の戦争で多くの被害を受けたウクライナとウクライナの人々にとって、正義と償いの道における重要な節目だと述べた。

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