洪水の死者401人、豪雨被害が頻発 コンゴ

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コンゴで洪水被害、豪雨被害が頻発

(CNN) アフリカ中部コンゴ民主共和国東部の南キブ州で大雨が続いて洪水や土砂災害が発生し、少なくとも400人が死亡した。

地元当局者が8日、CNNに語ったところによると、先週降り続いた激しい雨のために河川が氾濫(はんらん)して土砂災害が発生。南キブ州カレヘ地区の2つの村で401人の死亡が確認された。

現場からの映像には、建物が水や土砂に押し流され、一面にがれきが散乱した様子が映っている。

現地の活動家は、救助隊が道路を覆った土砂を除去できず、住民は危険を冒して湖を渡るしかない状況だとCNNに語った。

コンゴ政府などは、安全な場所を見つけて被災者を避難させる必要があり、住民に対しては流水や湖の水を使わないよう呼びかけているという。

地元当局者は、困難な状況の中で救助活動を行っていると述べ、6日の時点で洪水の被災者を安全な場所へ移動させていると説明していた。また、負傷者の医療費や死者の葬儀費用は政府が拠出すると言い添えた。

政府報道官によると、チセケディ大統領は8日、洪水の犠牲者をしのんで国家の服喪を宣言した。

コンゴ川流域に位置するコンゴ民主共和国は、頻繁に洪水被害に見舞われている。世界銀行の報告書によれば、洪水など気候関連の災害は、気候変動の影響で今後さらに頻度が増し、規模が大きくなることが予想される。

昨年12月には首都キンシャサで豪雨による洪水が発生し、120人あまりが死亡していた。

武力衝突が頻発する南キブ州では2020年の洪水で住宅1万5000棟あまりが破壊され、少なくとも25人が死亡。その数カ月前にはキンシャサで豪雨による土砂崩れのために約39人が死亡していた。

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