G7外相会合が共同声明、ロシアのウクライナ侵攻を非難

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軽井沢で会合を開催した主要7カ国(G7)の外相ら/Yuichi Yamazaki/AFP/Pool/Getty Images

軽井沢で会合を開催した主要7カ国(G7)の外相ら/Yuichi Yamazaki/AFP/Pool/Getty Images

(CNN) 主要7カ国(G7)外相会合は18日、共同声明を発表し、ロシアのウクライナ侵攻に対抗するための連帯を強調したほか、中国に対しては「威嚇」を控えるよう要求した。

G7外相は、現在も戦闘が続いているウクライナでの戦争で、ロシアが化学兵器や生物兵器、核兵器を使用した場合は「厳しい結果」がもたらされると述べたほか、ロシア政府による戦争行為を支持するものは「重い代償」に直面すると約束した。特に、ロシアが隣国のベラルーシに戦術核兵器を配備すると威嚇していることを指摘した。

G7外相はまた、中国に対して、威嚇や強制、脅迫、武力の行使を控えることを求め、東シナ海と南シナ海の情勢について「深刻な懸念」を表明した。南シナ海の「軍事化」に反対する姿勢を示したほか、台湾には連帯する姿勢を示した。

G7の台湾に対する基本的な立場は、「一つの中国」政策を含んで変わりはないとした。台湾海峡の「平和と安定」が国際社会の安全と繁栄に欠かすことのできない要素であることを「再確認」したとも述べた。

今回の声明は、最近の共同声明の典型的な表現よりも踏み込んだものとなった。フランスのマクロン大統領が今月に入り、欧州は、台湾問題を含めて、「米国のただの追従者」になるべきではないと発言したことで、西側諸国の間で議論が起きていた。

G7外相は「中国と率直に関与し、我々の懸念を直接表明することの重要性を認識した」とし、中国政府と協力して世界的な課題に取り組むとも述べた。

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