プーチン氏、招集令状の電子化を承認 徴兵逃れ困難に

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ロシアのプーチン大統領が電子的な徴兵登録制度を創設する法案に署名した/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

ロシアのプーチン大統領が電子的な徴兵登録制度を創設する法案に署名した/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

(CNN) ロシアのプーチン大統領は14日、徴兵逃れを難しくすることを目的とした電子的な徴兵登録制度を創設する法案に署名した。

新たなシステムでは、政府のポータルに軍の招集令状が届けられる。ポータル上に招集令状が表示された瞬間、令状が届いたと見なされる。

これまでは、招集令状は物理的に提示され、署名された場合のみ有効と見なされていた。 

オンラインの招集令状を無視した人は全員、1週間後に法的に逃亡者と指定され、出国禁止や財産凍結といった措置が取られる。

昨年9月に実施された部分動員では、登録した住所を離れて徴兵書簡に署名せず、家族や同僚に同様の対応を求めることにより、徴兵逃れが可能だった。

徴兵制度の効率化と徴兵逃れ対策の強化を図る法律を議会が承認したことで、ロシアではウクライナの戦闘に動員される市民が増える可能性を心配する声が出ている。

ロシア大統領府は同法について、年2回の徴兵手続きを円滑化するための措置であり、特筆すべき点はないとしている。

ただ、CNNの取材に応じたロシア人らは大統領府の説明を一蹴し、国民をウクライナの戦場に強制動員する新たな試みの準備だとの見方を示した。

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