ウクライナ従軍のロシア兵が司令部の「犯罪的」な命令告発、尋問受ける

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(CNN) ロシアの独立系メディア「ASTRA」は6日までに、ウクライナの戦場へ送り込まれたロシア軍部隊の兵士たちが「犯罪者に等しい」ともする司令部の下で自殺行為とも言える戦闘任務を強いられているなどの窮状をプーチン大統領に訴え、軍事検察当局の尋問を受けていると伝えた。

ASTRAは、旅団の分遣隊に所属するこれら兵士の親族らと接触し、情報を得たとした。兵士たちは最近の動画の中で激戦が続くウクライナ東部ドネツク州のドネツク市近くの村落にある塹壕(ざんごう)に閉じ込められている状態にあると報告。

その後、ドネツク市に移されたとした。2部隊が行方不明となり、許可なく隊務を離れたとして手配リストに載せられた疑いがあると報じた。

この動画はプーチン大統領に宛てられたもので、分遣隊の兵士約20人の姿が確認され、「遺体が散乱している塹壕に放り込まれている」などの窮状を伝える音声も含まれていた。

兵士たちは、前線で兵士の撤収を阻止する役目を持つ「督戦隊」が部隊に派遣され、陣地で目を光らせていたとも主張。「彼らは我々をどこにも一切行かせず、全滅させるとも言っていた。我々は危険にさらされていた」とも話した。

ある兵士は、督戦隊は1人ずつ処理して、部隊全体を全滅させるとも脅していたと証言。「彼らは完全な職務怠慢の犯罪者のように振る舞う司令部を目撃したとして我々を処刑したがっていた」とも非難していた。

これら兵士たちの司令官は動画の中で「司令部はわれわれを機関銃、迫撃砲や戦車の攻撃がある方向へ配することを決めた」とし、「14日間も迫撃砲や砲撃にさらされる修羅場に追い込まれた。22人が亡くなり、34人が負傷し中隊長が死亡した」と主張した。

兵士たちは、自分たちの司令部が発したり、あるいは公式とされたりする命令を目にしたことはないとも強調。兵士の1人は「第5旅団の司令部は犯罪者集団である」とも言い切った。

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