「テロ攻撃に西側の情報機関関与」 プーチン氏が批判

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ロシアのプーチン大統領=21日、モスクワ/Contributor/Getty Images

ロシアのプーチン大統領=21日、モスクワ/Contributor/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は5日、国内で発生した「テロ攻撃」に西側の情報機関が関与していると証拠を示すことなく批判した。

プーチン氏は国家安全保障会議の会合で「政府職員や法執行機関、ジャーナリスト、公人、教職者を標的にしたテロ攻撃が定期的に行われている」と指摘した上で、ロシアが併合したとしているウクライナの4州で「共犯者」も活動していると主張した。

さらに「西側の情報機関がこのような破壊工作やテロ攻撃の準備に関与していると信じる理由がある」と述べた。

ロシアではプーチン政権を支持する軍事ブロガー、ウラドレン・タタルスキー氏が2日にサンクトペテルブルクのカフェで起きた爆発で死亡した。

同国ではウクライナの特殊機関やロシアの反体制グループ、収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の協力者の関与が疑われている。ただしナワリヌイ氏の支持者は爆発への関与を一切否定している。

タタルスキー氏の事件でロシア当局はテロの疑いでダリヤ・トレポワ容疑者を逮捕した。当局はトレポワ容疑者がウクライナの依頼で「爆発物の入った像」を店内に持ち込み、タタルスキー氏に手渡したと主張している。トレポワ容疑者の夫は、妻はわなにはめられたと確信しているとロシアの独立系メディアに語った。

ウクライナは今回の事件について多くを語らず、ロシア国内の内部抗争だと指摘した。

ロシア国営メディアによると、ロシア政府は5日、併合を宣言したウクライナ4州での工作や敵の情報活動を阻止する取り組みを強化する方針を明らかにした。

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