米国務省、豪州へのトマホーク220発売却を承認

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南カリフォルニア沖で米海軍の潜水艦から発射される長距離巡航ミサイル「トマホーク」/US Navy

南カリフォルニア沖で米海軍の潜水艦から発射される長距離巡航ミサイル「トマホーク」/US Navy

豪ブリスベン(CNN) 米国務省は17日までに、長距離巡航ミサイル「トマホーク」最大220発の購入を求めるオーストラリアの要請を承認した。オーストラリア海軍の艦艇や、オーストラリアが今週購入に合意した米国の原子力潜水艦に搭載される。

米国防安全保障協力局の声明によると、整備や後方支援を含めた費用の総額は13億豪ドル(約1160億円)に上る。

声明では今回の売却について「オーストラリアと米海軍などの相互運用能力や、相互の利益となる任務に貢献する能力が向上する」としている。

トマホークの調達は米英豪3カ国の協定「AUKUS(オーカス)」の一環。同協定では今後20年で新たな原子力潜水艦の艦隊を建造するため、技術やリソースの共有を進める。

この協定の下、米国は少なくとも3隻のバージニア級潜水艦をオーストラリアに売却する。さらに、オーストラリアと英国は新型原潜を国産し、中国が軍備増強を進めるインド太平洋地域における能力の向上を図る。

トマホークは1991年の湾岸戦争で初めて実戦投入されたミサイルで、極めて低い高度を亜音速で飛行し、任務に応じた複数の誘導システムによって制御される。米海軍によると、米英製の潜水艦や米海軍の艦艇から発射することができる。

これまでのところ米国からトマホークを購入した国は英国のみだが、日本は最近、防衛力強化のため数百発を購入する意向を表明した。

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