プーチン氏、ロシア任命のザポリージャ州トップと会談
(CNN) ロシアのプーチン大統領は7日、昨年9月に一方的にロシアへの「併合」を宣言したウクライナ中南部ザポリージャ州のロシアが任命したトップ、エフゲニー・バリツキー氏と会談し、安全保障上の問題や志願兵による大隊が置かれている状況について協議した。ロシア大統領府のペスコフ報道官が明らかにした。
ペスコフ氏はロシア国営タス通信に「ザポリージャ州の発展、企業の経済の機能、その他の社会経済状況に関するものなど、さまざまな問題が協議された」と述べた。
同氏はまた、「バリツキー氏が大統領にスドプラトフ志願兵大隊が直面している問題を提起した」と明らかにした。
バリツキー氏は6日のクリミアの放送局とのインタビューで、志願兵による大隊が置かれている状況の「未解決の問題」が武器の受け取りを困難にしていると指摘した。
プーチン氏は昨年9月にウクライナ領土の5分の1近くを占めるルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州の併合を宣言。この前には併合の可否を問う、いわゆる「住民投票」を実施した。ウクライナや西側諸国は「偽の住民投票」だとして併合を認めていない。