米ロ衝突のリスク「高い」、駐米ロシア大使が発言

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ロシアのアントノフ駐米大使がウクライナ危機を米国による「代理戦争」と指摘/Justin Sullivan/Getty Images

ロシアのアントノフ駐米大使がウクライナ危機を米国による「代理戦争」と指摘/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) ロシアのアントノフ駐米大使は23日、国営タス通信のインタビューで、米国はロシアに「代理戦争」を仕掛けており、両国が「衝突」するリスクは高いとの認識を示した。

アントノフ氏はこの中で「今日では誰一人、ホワイトハウスの対ロ政策が持つ真の目標を隠していない」と発言。「どのテレビチャンネルを見ても、政治評論家がロシア連邦に対する米国の代理戦争を強化する必要性に言及している」と述べた。

そのうえで「視聴者に思い出して頂きたい。代理戦争とは代理人の戦争、代理勢力による戦争のことだ。実際のところ、これこそ米国がウクライナで行っていることだ」と主張した。

さらに「(ロシアと米国という)二大大国が衝突する可能性は高いと強調しておく」とも述べた。

アントノフ氏はまた、ロシアと米国の対話は現在「氷河期」のような状態にあると指摘。「(ロシア)大使館はいまだに敵意と不信感に満ちた雰囲気の中で仕事をすることを余儀なくされている」とした。

ウクライナのゼレンスキー大統領による訪米については、米国もウクライナも「和平の準備ができていない」ことを示すものだと主張。「戦争や一般兵士の死、そしてウクライナ政権を米国のニーズに一段と密接に結び付けることに重点が置かれている」との見方を示した。

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