全ての火力・水力発電所に被害 ウクライナ首相

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) ウクライナのシュミハリ首相は15日までに、ロシア軍が続けるエネルギー関連施設などへの8波にわたる攻撃の被害に触れ、「国内にある火力や水力の発電所の全てが何らかの損傷を受けた」ことを認めた。

「高電圧系の送電施設の4割」が様々な程度で損壊していると打ち明けた。結果的に、国内の給電不足は相当な水準に達しているとも述べた。

国民全員は今冬、かなりな規模での給電制限がある生活に耐えることを覚悟して欲しいとも訴えた。

ウクライナの国営電力企業「ウクルエネルゴ」によると、ロシア軍の攻撃を受け火力発電所の稼働能力には限界が生じ、全面的な正常化にはさらなる時間が必要とした。

この中でウクライナの民間電力企業の最大手「DTEK」はこのほど、首都キーウでこれまで継続的な給電の恩恵を受けてきた約750棟の集合住宅ビルに対する配電削減を実施すると発表した。

「公正かつ平等な生活条件」を実現させるための措置とした。

今月1日に発表した方針で、同社によるとキーウ内の約1500棟の建物が、重要なインフラ施設と同様の扱いで途切れることのない電力供給を受けていた。これら日常生活の維持で必要不可欠とされた重要施設には、水の揚水場や病院などが含まれていた。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]