爆発起きたクリミアの橋で車両往来が再開、新たな衛星画像

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クリミア半島の橋での往来や修復作業を捉えた画像=12日/Maxar Technologies

クリミア半島の橋での往来や修復作業を捉えた画像=12日/Maxar Technologies

(CNN) 米宇宙企業マクサー・テクノロジーズは、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島とロシアを結び、今月8日に爆発が起き一部が崩落した橋で車両の往来が再開したとする12日撮影の衛星画像を公表した。

爆発では少なくとも3人が死亡。ロシアはウクライナ情報機関によるテロ行為と非難し、その後、3日間にわたってウクライナの公共インフラを狙う大規模な報復攻撃を仕掛けている。ロシア当局は橋の爆破に絡み8人の拘束を発表してもいた。

一方、ウクライナ当局は爆破への関与を認めていない。

長さ19キロに達するこの橋は、クリミア半島とロシア本土をつなぐ唯一の道路と鉄路を備えている。

今回公表された画像には、限定的ながらも車両の行き来や列車の運行が再開された様子が収められていた。ロシア側からクリミア半島へのフェリー船を待つ貨物トラックの長い列も確認された。

フェリーターミナルなどで長蛇の列をつくる貨物トラック=12日/Maxar Technologies
フェリーターミナルなどで長蛇の列をつくる貨物トラック=12日/Maxar Technologies

車両の通行は再び始まったものの、トラック、バンやバスなどの大型車両は現時点でケルチ海峡を渡るフェリー船で運ばれている。

トラックを積載してケルチ海峡を渡るフェリー船/Maxar Technologies
トラックを積載してケルチ海峡を渡るフェリー船/Maxar Technologies

橋はクリミア半島の住民への日常品の供給やウクライナ南部の戦線に展開するロシア軍への補給路として重要な役目も担っていた。過去数カ月間には軍用車両、装甲車両や燃料を積むロシア軍の車列も多数通過していた。

2018年の橋の開通はプーチン氏が宣言もしていた。

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