ロシアによる占領地での旅券発行の動き、ウクライナが非難

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(CNN) ウクライナ外務省は、ロシアが占領するウクライナ国内の一部地域でウクライナ人のロシア国籍取得を容易にするロシア政府の動きを非難した。

「ヘルソン、ザポリージャ、クリミア、そしてドネツクとルハンスクの一時的に占領されている地域における違法なパスポート配布は、ウクライナの主権と領土保全の侵害であり、国際人道法の規範と原則、1907年に締結されたハーグ条約の45条と49年の戦時における民間人の保護に関する条約(ジュネーブ諸条約:第4条約)47条に基づく占領国としてのロシアの重大な義務違反だ」と同省は声明で述べている。

さらには「ロシア大統領の法令は法的に無効であり、いかなる法的影響も及ぼさない。この決定は、ロシアに一時的に占領された地域のウクライナ人の市民権に影響しない」と指摘している。

ロシアのプーチン大統領は25日、ヘルソンとザポリージャの占領地域にいるウクライナ人にパスポートを支給する手続きを簡素化する法令に署名した。ロシアはすでに、ウクライナ東部の分離主義地域及び併合したウクライナ領クリミアの住民、ジョージアのアブハジアと南オセチア、モルドバのトランスニストリアの分離共和国の住民に数十万のパスポートを配布している。

こうした動きは、ロシアがこれらの地域に介入し続けるための口実を作るのに役立っている、と分析されている。

人権団体クリミアSOSのアナリスト、イエベン・ヤロシェンコ氏は、ロシアの「パスポート配布」政策は、ロシアによるウクライナ侵攻のための徴兵にも役立つ可能性があると指摘している。

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