ウクライナの動物「受難」、ライオン救出と退避先で鶏の早い朝鳴き

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戦闘の続くウクライナ東部から救出され、オデーサの動物園に到着したライオンの1頭/Str/NurPhoto via Getty Images

戦闘の続くウクライナ東部から救出され、オデーサの動物園に到着したライオンの1頭/Str/NurPhoto via Getty Images

(CNN) 侵攻したロシア軍との戦闘が続くウクライナ東部ハリコウ市の動物園に取り残され、処置の方法が案じられてもいたライオン2頭の救出劇がこのほどあった。

2頭の救助に戦闘の最前線を避けながら車で夜通しの18時間運転して駆けつけたのは同国南部のオデーサ動物園の管理者と部下の2人。現地時間の朝7時に到着して2頭を積んだ後、オデーサに引き返す強行軍だった。給油のための停車は1回だけだったという。

管理者は、ライオンたちは輸送途中、おとなしくしており、面倒なこともなかったと報告。砲撃の被害もなかったとした。

いずれも6歳のライオン2頭はオデーサの動物園で体調を取り戻しつつあり、食欲も順調だという。将来的には子どもの出産も期待されている。ハリコウのエコパーク動物園は非常に多くの動物を安全地帯へ送り出した英雄ともたたえた。

2頭の名前は米アニメ映画「ライオン・キング」にちなむ「ムファサ」と「ナラ」だという。

エコパーク動物園では過去数週間、職員やボランティアらがカンガルー、トラやキツネザルを含めた動物の避難作業に奔走。散発的な砲火に襲われる中での奮闘だった。

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