福島県沖でM7.3の地震 停電発生、津波到達

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地震発生後、数百万世帯が停電に見舞われた=16日、東京/PHILIP FONG/AFP/Getty Images

地震発生後、数百万世帯が停電に見舞われた=16日、東京/PHILIP FONG/AFP/Getty Images

東京(CNN) 16日午後11時36分、福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震があり、数百万世帯が停電に見舞われた。福島県などには一時、津波注意報が出された。

岸田文雄首相は記者団に対し、原子力発電所に異常は確認されていないと説明。この地震により新幹線が福島付近で脱線したが、負傷者は報告されていないとした。

共同通信社によると、福島県相馬市では地震で負傷した人が病院に運ばれた。東京電力によると、東京の電力は全て復旧した。

東京では停電が発生した/Kyodo News/AP
東京では停電が発生した/Kyodo News/AP

気象庁は17日、今後数日間は地震に注意する必要があると述べ、揺れが強かった地域では土砂災害や雪崩が発生する恐れがあるとして、引き続き警戒を促した。

気象庁によると、今回の地震の震源の深さは約60キロ。福島県と宮城県には一時的に津波警報が出され、16日未明、宮城県などで津波が観測された。

壁が崩れた福島県内のアパート/Kyodo News/AP
壁が崩れた福島県内のアパート/Kyodo News/AP

米地質調査所(USGS)によると、震源は福島県浪江町から約57キロの海上。津波による原発事故を引き起こした2011年の地震の震源からは、89キロの距離だった。

11年の地震の規模はM9.1で、今回の地震に比べて強さは約63倍、エネルギー放出量は約500倍だった。

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