アイスランド、2024年以降は捕鯨を中止 日本の需要減も一因

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捕獲したクジラに水をかける作業員=2006年/AP

捕獲したクジラに水をかける作業員=2006年/AP

(CNN) アイスランドのスバーバルスドッティル漁業・農業相は6日までに、同国が商業捕鯨を2024年に中止する方針を発表した。鯨肉(げいにく)需要の減退とクジラの保護論争が続いていることに配慮したことも明らかにした。

地元紙モルゲンブラディットへの寄稿で表明した。「割り当てられている捕獲許可の期限切れとなる24年以降にも捕鯨を認める正当な理由がほとんどない」と指摘。

捕鯨はここ数年、同国に大きな経済的利益はもたらさなかったのは明白とし、過去3年の間、捕獲した大きなクジラは21年のミンククジラ1頭にとどまったと述べた。

さらに、同国産の鯨肉の最大の買い手だった日本で需要が年々先細っているとも説明。「経済的な恩恵が生じない捕鯨を続行するリスクを背負うべきではない」と語った。

捕鯨が国際的に物議を醸してきた事実にも言及。米スーパーチェーンの「ホールフーズ」がアイルランド産品をしばらくの間、販売中止にした事例にも触れた。

国際捕鯨委員会(IWC)は1986年に商業捕鯨の禁止を発表。IWCによると、アイスランドはこの後、小規模な「科学的な見地からの捕鯨事業」を続けたが、92年にIWCを脱退。2002年に再加盟して06年に商業捕鯨を再び始め、国際的な規則を無視しているとして多くの国が反発していた。

クジラやイルカの保護運動を進める非営利団体WDCによると、アイスランドは1986年の商業捕鯨の禁止以降、ミンククジラ、ナガスクジラやイワシクジラの1700頭以上を捕獲。2006年から18年にかけてはナガスクジラ852頭を捕まえたが、19年からの3年間ではないとしている。

日本は18年12月にIWCを脱退、19年に商業捕鯨を再開していた。

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