ウクライナ周辺でのロシア軍増強、新たな衛星画像で確認

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衛星写真の比較。ロシアの軍備増強が進んでいることがうかがえる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies

衛星写真の比較。ロシアの軍備増強が進んでいることがうかがえる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies

マクサーはまた、複数の訓練場で実弾砲撃や機動訓練を含む訓練活動が確認されたと指摘した。

ロシアのヴォロネジにある訓練場。戦闘群や戦車などが見られる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies
ロシアのヴォロネジにある訓練場。戦闘群や戦車などが見られる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies

同社の画像にはロシアの2カ所の訓練場にできた衝撃による穴が写っている。2カ所の訓練場のうち片方はウクライナ国境から約50キロ、もう片方は国境から約220キロに位置する。

ロシアとベラルーシを専門とする防衛アナリストのコンラッド・ムジカ氏は、ウクライナ周辺には現在、ロシア軍の大隊戦術群(BTG)が74~76個展開しているとの見方を示す。大隊戦術群は通常、約1000人の兵士と支援部隊で構成される。

ロシア・エリニャの衛星写真。機甲部隊や支援装置がみられる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies
ロシア・エリニャの衛星写真。機甲部隊や支援装置がみられる/Satellite image ©️2022 Maxar Technologies

ロシアは1月の第1週以降、東部軍管区からロシア西部やベラルーシに戦力を移動させており、「派遣規模は非常に大きい。おそらくBTG15~20個に上る」(ムジカ氏)という。

イスカンデル短距離弾道ミサイルが配備されているとみられるベラルーシ中央部の訓練場/Maxar Technologies
イスカンデル短距離弾道ミサイルが配備されているとみられるベラルーシ中央部の訓練場/Maxar Technologies

ムジカ氏はまた、ロシア陸軍がベラルーシとロシア国内のウクライナ隣接地域にイスカンデル短距離弾道ミサイルを擁する部隊を派遣したと指摘。ウクライナ隣接地域には少なくとも48基の発射台が配備されたと見ている。

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