フランス当局、サウジ記者殺害事件で誤認逮捕 サウジ人男性を釈放

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ジャマル・カショギ氏=2014年12月15日、バーレーンの首都マナマ/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

ジャマル・カショギ氏=2014年12月15日、バーレーンの首都マナマ/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

(CNN) フランス当局は、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏殺害事件の容疑者として7日に拘束したサウジアラビア人男性(33)について、容疑者と誤認したと認め釈放した。

男性は7日午前9時半、パリのシャルル・ドゴール空港でリヤド行きの便に搭乗する前に拘束された。警察によると、男性は本物のパスポートを所持していた。

地元ラジオ局は同日、警察や司法筋の話を引用し、男性がカショギ氏殺害の実行グループと関連があると伝えていた。

一方、在フランス・サウジアラビア大使館は、男性は事件と何の関係もないとして即時釈放を求めていた。

検察によると、8日になって男性は釈放された。検察は「この人物の身元を徹底的に調べた結果、男性には令状が適用されないことが認められた」と述べた。

カショギ氏は米紙ワシントン・ポストのコラムニストで、サウジアラビア政府やサルマン皇太子の政策に批判的だった。2018年10月2日にトルコ・イスタンブールのサウジアラビア領事館で、サウジアラビアの最高位級の人物やサルマン皇太子と緊密な関係にある男らに殺害され、遺体を切断されたとみられている。

フランスのメディアは7日、拘束された男性は米国務省が19年4月にカショギ氏殺害に関連して入国禁止措置の対象とした16人の男の一人だと誤って伝えていた。

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