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台湾の外交部長、中国との軍事衝突に「備えが必要」 CNN EXCLUSIVE

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今年1月、領土侵攻を想定して高雄近郊で実施された軍事演習の様子/Taiwan Military News Agency

今年1月、領土侵攻を想定して高雄近郊で実施された軍事演習の様子/Taiwan Military News Agency

様々な手段での戦闘行為

呉氏は中国が台湾付近に軍用機を送り込むほかにも、民主主義への信頼感を損なおうと様々な手段で戦闘行為を仕掛けてきていると非難する。

「(中国は)認知戦争、誤情報のキャンペーン、軍事的威嚇で台湾の多くの人々を不安にさせている」

呉氏は、中国政府が支援する組織が台湾の人々の分断を狙って、フェイクニュースを流していると批判。新型コロナウイルスの死者数を誇張したメッセージを広めたり、最近250万回分のワクチンを寄贈した米国が、台湾にワクチンを送るよりペットへの接種を優先しているという誤情報を流したりしているという。

台湾事務弁公室は台湾からの批判について「空想」であり、新型コロナウイルスの流行開始以降最悪の感染状況から目をそらそうとする「政治ゲームはやめるべきだ」と反論している。

呉氏は中国が南シナ海やそれを越えて領土的野心が膨らんでいる点にも触れ、台湾の重要性を強調する。

「それはまさに自国の影響を拡大しようとする中国の独裁政治だ。自国の国境をはるか越えて、西半球にまで伸びていく」

呉氏は中国の軍事予算は台湾の約15倍に及ぶとしつつも、台湾も軍隊の改革を進め能力の向上に努めていると語る。

「我々は非対称な戦闘行為に臨まなければいけない。中国には、もし台湾相手に戦争を仕掛けようと思ったら、払わなければならない確かな代償があると理解させる必要がある」

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