イスラエル国防軍、再びガザを空爆 風船爆弾で相次ぐ火災

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イスラエル国防軍による空爆が行われた=17日、パレスチナ自治区ガザ地区北部/Mohammed Salem/Reuters

イスラエル国防軍による空爆が行われた=17日、パレスチナ自治区ガザ地区北部/Mohammed Salem/Reuters

(CNN) イスラエル国防軍(IDF)は17日、パレスチナ自治区ガザ地区に対して今週2度目となる空爆を実施したと発表した。イスラエル南部ではこれに先立ち、風船爆弾による8件の火災が発生していた。

IDFは16日未明にかけ、ガザを実効支配している武装組織ハマスの軍事施設や会合場所を空爆していた。5月に停戦合意が成立して以来、空爆は初めて。イスラエル南部で風船爆弾による20件の火災が相次いだことに対する報復だった。

しかしそれから48時間もたたないうちに、ガザから再び風船爆弾が発射されたため、IDFは17日深夜、再度の空爆を実施した。ハマスの軍事施設や発射場を標的にしたとしている。

ハマスは16日の空爆に対する報復としてのロケット弾の発射は行っていない。これは全面衝突を避けたいイスラエルとハマス双方の意向の表れだった。しかし現地の情勢は依然として安定しておらず、いずれか一方に誤算があれば、たちまち衝突がエスカレートしかねない状況にある。

17日夕にはIDF参謀総長が、イスラエルとハマスの戦闘再開の可能性を含めた状況評価を行った。

ハマス報道官はCNNの取材に対し、「この占領が最近の侵攻によって達成できなかったことを、我々の人民を威嚇し、何もない土地を爆撃することによって達成することはできない」と語った。

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