サルディーニャ島の「砂泥棒」、昨年も100キロ以上押収 イタリア

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イタリア・サルディーニャ島の法律に違反して持ち出そうとした海岸の砂や貝殻が昨年は計100キロ以上押収された/DANIEL SLIM/AFP/Getty Images

イタリア・サルディーニャ島の法律に違反して持ち出そうとした海岸の砂や貝殻が昨年は計100キロ以上押収された/DANIEL SLIM/AFP/Getty Images

(CNN) イタリアの財務警察は昨年、西部サルディーニャ島の法律に違反して旅行客が持ち出そうとした海岸の砂や貝殻を、計100キロ以上押収したことを明らかにした。

発表によると、1年間で計41人が500~3000ユーロ(約7万~40万円)の罰金を科せられた。砂や貝殻は先週、元の海岸に戻されたという。

警察は声明で、昨年夏の観光シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大で旅行客が大幅に減ったにもかかわらず、大量の砂が押収されたと指摘した。

同島では2017年以降、砂の持ち出しが法律で禁止され、違反者には高額の罰金や禁錮刑が科されることになった。だがその後も、美しいピンクや純白の砂を盗む行為は後を絶たない。

警察は空港を出発する旅行客の荷物や、島の砂が売られている通販サイトを常時監視している。

19年には約40キロの砂をペットボトル14本に詰め、車でフェリーを待っていたフランス人カップルが摘発された。20年9月には空港で荷物に約1.8キロの砂をしのばせたフランス人旅行者が見つかり、罰金1000ユーロの支払いを命じられた。

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