深刻なコロナ禍のインド、最悪の大気汚染に直面の二重苦

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(CNN) デリー首都圏内外を含むインドの一部地域で大気汚染の程度などを示す指標の大気質指数が現在、世界で最悪の状態に陥っていることが5月1日までにわかった。

この指数に関する情報サイト「AQICN.org」が伝えた。インドは新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大にも直面しており、大気汚染と合わせ二重苦に襲われる格好ともなっている。

在ニューデリー米大使館で観測された指数は今週、300を超える有害な水準を連日記録。2014年の観測開始以降、4月の記録としては最悪の記録の続出となった。

インドの深刻な大気汚染問題は目新しいことではなく、多くの都市が毎年、世界規模のランキング上位に並ぶ。ただ、今年4月は例年に比べはるかに高い汚染度を示したという。

インド北部では11月から2月にかけての最も寒くなる時期に大気質が最も悪化するのが通常の兆候で、農作物の野焼きの慣行や気象条件が絡んでいるとされる。

高水準の大気汚染は新型コロナがもたらす影響をさらにこじらせるとも指摘されている。高い大気汚染に襲われる地域に居住していた場合、新型コロナで死去する可能性がより増すとの研究結果が米国で発表されてもいる。

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