香港とマカオ、独ビオンテック製ワクチンの接種を一時停止 容器に問題

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香港とマカオで、独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの容器に問題があったため接種が一時的に停止された/Vernon Yuen/NurPhoto/Getty Images

香港とマカオで、独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの容器に問題があったため接種が一時的に停止された/Vernon Yuen/NurPhoto/Getty Images

香港(CNN) 香港とマカオの当局は24日、独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの容器に問題があったため、接種を一時的に停止すると発表した。

ビオンテックと中国の提携先、上海復星医薬の両社から同日、第1弾として供給されたバッチ(製造の単位)は容器ごとの封栓に問題があったとの通知が届いたという。

両社ともワクチンの安全性に問題はないとしているが、香港当局は「予防的措置」として、このバッチの接種を停止し、第2弾のバッチについても調査結果が出るまで接種を見合わせる方針を示した。

香港では先月18日から中国シノバック製、今月初めからビオンテック製のワクチン接種が始まっていた。対象の市民にはこの2つの選択肢が与えられ、ビオンテック製は23日までに15万200人が1回目の接種を受けていた。

シノバック製は25万2800人が1回目を打ったとみられる。香港には今後さらに、英アストラゼネカ製のワクチンも供給されることになっている。

香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は23日、人口の6%が1回目の接種を済ませたと発表していた。

シノバック製ワクチンに対しては、臨床試験(治験)のデータが不十分で、ブラジルでの治験結果は有効性が50%あまりにとどまったことなどを理由に、接種をためらう声もある。現場の医師がビオンテック製を勧めているとの報告を受けて、林鄭氏は22日、「偽情報で政府の接種計画を妨害している」と非難した。

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