ロシア国民62%が国産ワクチン接種求めず、世論調査

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モスクワで看護師により注射器に充填されるロシアの国産ワクチン「スプートニクV」/Sergei Savostyanov/TASS/Getty Images

モスクワで看護師により注射器に充填されるロシアの国産ワクチン「スプートニクV」/Sergei Savostyanov/TASS/Getty Images

(CNN) ロシア国民の62%が自国製の新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」の接種を求めず、64%が新型コロナは人工的な起源に根差した生物兵器と見なしていることが新たな世論調査結果で4日までにわかった。

このワクチンの投与に応じるとしたのは30%で、昨年12月の38%から低下した。同ワクチンを嫌う理由としては接種を求めないとする回答者のうちの37%が副反応を危惧。23%は臨床試験(治験)が完全に終わるまで待つとし、16%がワクチン接種の意味がないとしていた。

昨年12月の同様調査では、副反応への懸念が29%、治験終了までの待機が30%だった。

今回調査は同国の独立系世論調査機関「レバダセンター」が先月下旬、50地域の計1601人を対象に対面方式の調査で実施した。

調査結果によると、新型コロナの起源は自然界にあると考えていたのは23%だった。

新型コロナの起源は昨年、政治問題化の様相が強まり、多くの陰謀論が米国やロシアなどで出された。中国では当局者や国営メディアが研究所で発生した可能性に言及。米国の政治家はこの研究所は中国内にあるとの説を唱えてもいた。

世界保健機関(WHO)は先月、新型コロナの人間から人間への大規模感染が最初に起きた中国・武漢に調査チームを派遣し、新型コロナウイルスの起源を探った。その後、ウイルスの研究所発生説についてその可能性は少なく、この観点からの調査は進めないとの見解を示していた。

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