ウガンダ大統領選、ムセベニ氏が再選 野党候補は不正訴え

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野党候補のボビ・ワイン氏(左)と妻=15日、カンパラ/Luke Dray/Getty Images

野党候補のボビ・ワイン氏(左)と妻=15日、カンパラ/Luke Dray/Getty Images

ナタリー・ブラウン駐ウガンダ米国大使は13日の声明で、選管委員会が選挙監視の要請の75%を拒絶し、米国は期待通りの選挙監視を行えないと発表。EUのボレル外交安全保障上級代表も、選管委員会が投票監視の申し出を拒絶したと述べた。2006~16年の3回の選挙では監視が認められていた。

記者はワイン氏の自宅での記者会見に参加しようとしても追い返され、開票所では記者証を持っていても立ち去りを強制された。

ワイン氏は15日、CNNに対し、自宅が軍隊に包囲されていて、命の危険にさらされていると言及。治安部隊が投票日翌日に自宅に押し入り、電話やインターネットがつながらないとも述べた。

カンパラ警察の報道官は地元テレビNTVで、ワイン氏は軟禁状態ではないと発言。敷地に押し入ろうとした人物が2人いて、ワイン氏の自宅や本人の安全を確保するための措置としている。

CNNの記者はワイン氏自宅周辺に軍が大規模に展開され、軍用ヘリコプターやドローンがその上空を飛んでいる様子を見た。ワイン氏の弁護士はCNNに、同氏が自宅軟禁の状態だと述べた。

勝利を宣言した現職のムセベニ氏は76歳。34年にわたり権力の座にいて、外部の監視団はその座を明け渡す可能性はほぼないだろうと指摘していた。

ムセベニ氏は16日の勝利演説で、選挙は公正だったとの見方を提示。「1962年以来の不正が最もない選挙になるだろうと考えている」「不正をする目的で機械を動かなくしようする人々がいたようだが、修繕され多くのケースで人々は機械で投票したとの報告を受けている」と述べた。

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