豪首相、中国政府に謝罪要求 兵士が子ども脅す「捏造画像」拡散で

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オーストラリアのモリソン首相。中国外務省報道官のツイートをめぐり、中国政府に謝罪を要求した/Sam Mooy/Getty Images

オーストラリアのモリソン首相。中国外務省報道官のツイートをめぐり、中国政府に謝罪を要求した/Sam Mooy/Getty Images

(CNN) オーストラリアのモリソン首相は1日までに、中国政府に対し、ツイッター上に公開した「非常に不快」な「捏造(ねつぞう)画像」を削除するよう求めた。画像には豪州軍の兵士が子どもののどを切ろうと脅迫する様子が写っている。

画像は中国時間の11月30日午前、同国外務省の趙立堅報道官本人のツイッターアカウントで公開された。上記の兵士と子どもの背景には豪州とアフガニスタンの国旗が挿入され、「衝撃的だ。アフガンの市民と捕虜が豪州の兵士らによって殺害されている」とのキャプションが添えられている。

モリソン首相は国として中国外務省に謝罪を求めたほか、ツイッター社に連絡を取り、投稿の削除を依頼。30日の会見では「中国政府は投稿を全面的に恥じるべき」「画像は偽物であり、我が国の偉大なる軍隊に対するひどい中傷だ。100年以上にわたって国に尽くしてきた豪州の兵士らを貶(おとし)めている」と強調した。

画像の投稿に先立つ先月19日には、豪州軍の精鋭部隊がアフガニスタンの市民と捕虜39人を違法に殺害したとする公式の報告書が公開されていた。

豪中関係は豪州が中国の新型コロナウイルスの対応について国際調査を要請した後に急速に悪化。中国はその後、豪州産製品の輸入規制措置などを相次いで打ち出している。

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