チリ国民投票、新憲法制定を支持 大統領が「民主主義の勝利」を宣言

サンティアゴのイタリア広場で国民投票の結果を祝うチリ国民=25日夕/PEDRO UGARTE/AFP/AFP via Getty Images

サンティアゴのイタリア広場で国民投票の結果を祝うチリ国民=25日夕/PEDRO UGARTE/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 南米チリで新憲法制定の是非を問う国民投票が行われ、25日夜の開票速報によると、圧倒的多数が新憲法の制定を支持した。ピニェラ大統領は同日、民主主義の勝利として投票結果を歓迎した。

国民投票は、ピノチェト独裁政権時代の憲法を破棄して新憲法を制定することの是非を問う内容。選管当局によると、開票率約87%の段階で賛成が78%以上を占めている。

チリでは昨年から経済格差に抗議する反政府デモが続いていた。

ピニェラ大統領は25日夜、「民主主義の勝利は私たちを喜びと希望で満たすだろう」と述べ、「今に至るまで、憲法が我々を分断させていた。これからは、新憲法を団結と安定と未来の素晴らしい証しとするために、我々全員が協力しなければならない」と力を込めた。

来年4月には憲法の起草を担う憲法議会の投票が行われる。

40年前に制定された現在の憲法は、アウグスト・ピノチェト将軍の軍事独裁政権下で起草された。反対派はこの憲法について、正当性を欠き、チリの歴史上の暗い暴力的な時代を思い起こさせると批判していた。

反対派によると、ピノチェト政権下では政治的暴力によって3000人以上が死亡した。ピノチェト元大統領は罪に問われることなく2006年に91歳で死亡した。

首都サンティアゴのイタリア広場には25日夕、国民投票の結果を祝って大勢の人が集まった。「アディオス、ジェネラル(さよなら将軍)」の横断幕を掲げる人もいた。

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