ポンペオ米国務長官、日豪印との4カ国外相会合で対中結束を確認

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米国のポンペオ国務長官。日米豪印による外相会合で中国の脅威に対する結束を確認した/Drew Angerer/Getty Images

米国のポンペオ国務長官。日米豪印による外相会合で中国の脅威に対する結束を確認した/Drew Angerer/Getty Images

香港(CNN) ポンペオ米国務長官は6日、訪問先の日本でオーストラリア、インドを加えた4カ国外相会合に臨み、中国の脅威に対する結束を確認した。

ポンペオ氏は東京都内での会合に先立ち、新型コロナウイルス感染拡大の初期段階で中国共産党による「隠ぺい」があったと批判。「我々が中国共産党の搾取と腐敗、抑圧から自国民と友好国を守るために連携することが、今ほど重要だった時はない」と訴えた。

残る3カ国のうち、オーストラリアのペイン外相とインドのジャイシャンカル外相はともに「自由で開かれた包含的なインド太平洋」を目指す必要があると述べた。この表現は、中国の領有権主張に対抗する場面でよく使われる。

会合後に会見した国務省高官も、日本やインドが米国と同様、中国によって民主主義や自由市場経済が侵される現状に対して行動を起こしているとの認識を示した。

ポンペオ氏はトランプ政権きっての対中強硬派として知られる。政権内部がトランプ大統領の新型コロナウイルス感染で混乱するなかでも、対中戦略に重点を置いてきた。

日米豪印の4カ国が外相会談を行った=6日、東京/KIYOSHI OTA/AFP/POOL/AFP via Getty Images
日米豪印の4カ国が外相会談を行った=6日、東京/KIYOSHI OTA/AFP/POOL/AFP via Getty Images

4カ国外相会合が初めて提唱された2007年から、中国は全参加国に強く抗議し、オーストラリアがこれを懸念して脱退。会合自体も見送られたが、中国の南シナ海進出に対抗する形で17年に再開された経緯がある。

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