フランスで新型コロナ再び急増、ICUがひっ迫の都市も

フランスのボルドー大学病院の集中治療室(ICU)は病床の空きがわずかとなっている/CNN

フランスのボルドー大学病院の集中治療室(ICU)は病床の空きがわずかとなっている/CNN

フランス・ボルドー(CNN) フランスで新型コロナウイルスの感染者が再び急増している。全土のロックダウン(都市封鎖)が解除されて夏を楽しむ若者が繰り出したことを受け、パリ、ボルドー、マルセーユなどの大都市圏で入院患者が増加した。病院は今、長期化を見据えて態勢を整えつつある。

南部ボルドーの大学病院は、前回新型コロナウイルスの患者が急増した時には、それ以外の緊急措置を全て後回しにして対応に追われた。しかし今回は通常のサービスも継続を目指す。同様にフランス全土の病院が、このまま常態になりそうな新型コロナウイルス対応に順応しつつある。

フランス全土を最初に新型コロナウイルスが襲った時に比べれば、病院スタッフも経験を積み、ボルドー大学病院では症状を軽減させるためのステロイドを常備して人工呼吸器も改善した。これによって挿管率の減少を見込む。

それでも急増する新型コロナウイルス患者への対応と、別の症状の患者への対応を両立させるのは難しくなると病院長は語り、「前回より困難になると思われるのは、この波が徐々に大きくなり、いずれ恒久化すると予想されるからだ」と指摘した。

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、フランスでは43万3000例あまりの症例が確認され、うち3万1000人以上が死亡した。全土の厳格なロックダウンでいったんは症例数が減少したものの、ここへ来て新規の症例数が急増しつつある。

週末にかけては1日あたりの新規症例数が1万人を超えて過去最高に達した。集団感染の件数も確実に増え、全土で集中治療室(ICU)に入院している患者数は過去1週間で25%増となった。今春に比べれば10分の1の数だが、春と同様に患者数の急増が懸念される。

ボルドーの大学病院の医師によると、16日の時点で同院のICU35床のうち25床が埋まっている。ボルドー市の公立病院トップは14日、ICUの空きが4床しかないと公表した。

フランス政府は、経済に大打撃を与えかねない2度目のロックダウンは避けたい意向で、地方自治体に対して感染拡大防止対策を促している。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]