世界の新型コロナ感染者、2000万人に 6週間で倍増

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
車のレース会場に入る観客。口の部分にはマスクを着用したり布を当てたりしている=7月15日、米テネシー州ブリストル/Patrick Smith/Getty Images

車のレース会場に入る観客。口の部分にはマスクを着用したり布を当てたりしている=7月15日、米テネシー州ブリストル/Patrick Smith/Getty Images

(CNN) 世界の新型コロナウイルス感染者が累計で2000万人に達し、死者も75万人に近づいていることが11日までに分かった。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で明らかになった。

中国で昨年12月に最初の症例が報告されて以来、新型コロナの感染者は指数関数的に増加。3カ月以上後の4月2日に世界で100万人以上の感染が確認された後、3カ月足らずの6月28日には1000万人を記録。さらにわずか6週間で2000万人へと倍増した。

ここ2週間、新規感染者数の7日間平均は25万人を上回る水準で推移している。

ジョンズ・ホプキンス大によると、感染者増加の主な要因は依然として中南米やカリブ海地域だが、アジアでも感染者が増加傾向にある。死亡率は引き続き中南米およびカリブ海地域で最も高い。

国別にみると、ブラジルでは感染者が300万人、死者が10万人を超える。これを唯一上回るのが米国で、感染者500万人以上、死者16万人以上と世界で際立って深刻な被害となっている。

感染者数が3番目に多いのはインドで、100万人到達からわずか3週間で200万人を超えた。同国は急速な感染拡大への対応に苦慮しており、病床不足から重篤な患者が入院を拒まれる事態になっている。

欧州では「第2波」への懸念が高まるなか、英国などで新たなクラスター(感染者集団)が発生。英イングランド北部では、集団感染が確認された一部地域で自宅待機令が出ている。英国は9日、1113人の新規感染者を出し、累計の感染者数は31万人となった。

ジョンズ・ホプキンス大のデータを基にしたCNNの集計によると、アフリカでも7日に感染者が100万人を超えた。このうち南アフリカの感染者数が55万人超と半数以上を占め、死者も1万人を超える。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]