ロシアのミシュスチン首相、コロナ陽性が判明 自主隔離へ
モスクワ(CNN) ロシアのミシュスチン首相は4月30日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを明らかにした。今後は自主隔離に入るという。
ミシュスチン氏はプーチン大統領とのビデオ会合で検査結果を説明。首相代行にはベロウソフ第1副首相を指名した。プーチン氏はこれを受け、ベロウソフ氏を首相代行に任命する政令に署名した。
ミシュスチン氏は国営テレビ「ロシア24」で陽性反応が出たことに触れ、「自主隔離の規則に従わなければならない。同僚の身の安全のためにはそれが必須だ」としている。
ミシュスチン氏は新型コロナに感染したロシアの政界関係者としては最も著名な人物になる。29日には政府の新型コロナ対策会合に出席し、国境再開の時期を正確に見通すのは「不可能」だと述べていた。
ロシアでは30日、1日当たり過去最多となる7099人の感染が発表され、累計の感染者が10万人を超えた。ロシアの新型コロナ対策本部によると、流行開始以来の死者数は1073人に上っている。