米軍車列がシリア側へ越境、油田地帯の防御狙いか

米軍の軍用車両約18台がイラク北部からシリアに入った。油田地帯を守るためとみられている/Byron Smith/Getty Images Europe/Getty Images

米軍の軍用車両約18台がイラク北部からシリアに入った。油田地帯を守るためとみられている/Byron Smith/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 少数民族クルド人を中心とする武装組織「シリア民主軍(SDF)」などは27日までに、米軍の軍用車両約18台が26日朝、イラク北部からシリアのルメイラン町に入ったことを確認した。

イラクのクルディスタン地域政府(KRG)も米軍車両の越境を認めた。車列は今後、シリアのカミシリを通過し、同国内陸部を進むとみられる。CNNは、ルメイラン近くの路上にいる複数の米軍装甲車両やトラックの映像を撮影した。

米国防総省は安全保障上の配慮を理由に部隊の移動についての公式コメントは拒んだ。米政府当局者はCNNの取材に、米軍の十数台の装甲車両がカミシリから南方へ移動し、油田地帯として知られるシリア東部のデリゾールへ向かうと述べた。

トランプ米大統領は、SDFなどを支援し過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦を続けていたシリア北部からの米軍撤収を宣言したものの、同国東部の油田地帯を守るため米軍を駐留させる方針を示している。大統領は24日、米国はシリアの油田地帯の防衛を続行するともツイッターに書き込んでいた。

エスパー米国防長官は最近、ベルギー・ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部でシリア情勢に触れ、米軍部隊はデリゾール地方の拠点強化のため相応の行動を実施していると指摘。

ISISが油田施設を制圧するのを阻止するためとし、米軍兵力には「機甲部隊」も含まれるとした。ISISが石油資源を手にすれば中東地域や欧州、米国を攻撃する能力を与えかねないとし、そのような事態が起こらないことを確実にしたいとも述べていた。

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