第2次大戦で戦死、米兵30人の埋葬地を発見 南太平洋

南太平洋のキリバスで、合同埋葬された米兵30人分の遺骨が見つかった/Eric Albertson/AP

南太平洋のキリバスで、合同埋葬された米兵30人分の遺骨が見つかった/Eric Albertson/AP

(CNN) 第2次大戦中、南太平洋での日本軍との激戦で命を落とした米国の海兵隊と海軍の要員30人の遺骨が、キリバス共和国のタラワ環礁で見つかった。米兵の遺骨収集に携わる非営利組織(NPO)が合同埋葬地を発見、発掘した。

NPO「ヒストリー・ファイト」のマーク・ノア会長はCNNの取材に対し、タラワ環礁に米兵の遺骨が眠っているとして、2007年から埋葬地の位置の特定と発掘を行ってきたと説明した。

03年に設立されたヒストリー・ファイトがこれまで収集した遺骨は兵士数百人分に上る。活動は第2次大戦の戦場となった欧州と太平洋の両地域にまたがる。遺骨を発見した後は、米国防総省の戦争捕虜・行方不明者調査局(DPAA)と連携して戦没者の身元を特定。遺族とともに再埋葬の手配をすることも多い。

タラワ環礁では15年にも、米兵120人の遺骨が見つかっていた。

1943年11月20日から23日にかけ、米海兵隊はタラワ環礁のベティオ島で日本軍の守備隊と激戦を繰り広げた。タラワ環礁はハワイの南西約3800キロに位置する。米軍の作戦の主な目的は、ベティオ島にある飛行場を奪い、日本本土に近い島々への爆撃の拠点とすることだった。

「タラワの戦い」として知られるこの戦闘では、両軍合わせて6000人近くが戦死。米軍の戦死者は1100人を超えた。米兵500人以上の遺体が島内に合同で埋葬されたが、ヒストリー・ファイトによれば米陸軍は49年、遺族に対し遺骨が「収集不可能」だと通達したという。

今回の埋葬地の発見を受け、戦没者らの遺骨の多くが約75年ぶりに祖国への帰還を果たす見通しとなった。

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