インド軍輸送機、飛行中に消息絶つ 13人搭乗

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インド空軍のアントノフAN32型機=2015年撮影/Aijaz Rahi/AP

インド空軍のアントノフAN32型機=2015年撮影/Aijaz Rahi/AP

(CNN) インド空軍は6日、乗客5人に乗組員8人が搭乗した軍用輸送機が飛行中に消息を絶ったと報告した。居場所も特定出来ず、交信断絶の理由も不明としている。

同機は旧ソ連製の双発エンジンプロペラ機のアントノフAN32型で、同国東部アッサム州ジョルハートを現地時間の3日午後0時27分ごろに離陸。北へ約205キロ離れたメンチュカへ向かっていた。

空軍のツイッター上の説明によると、離陸から約30分後に地上の管制塔と交信したが、それ以降、消息が途絶えた。搭乗者は全て空軍関係者となっている。

航空関連サイト「エアライン・レーティングス」の幹部は、同機はかなりの遠隔地で墜落したため居場所の把握が難航している可能性があると指摘した。

インド・シロンにあるインド空軍基地の報道担当者によると、5日の捜索作業は豪雨のため中断され、6日に再開の予定。

航空事故などの専門サイトによると、インド軍が保有するアントノフAN32型機は事故に見舞われることが多く、1986年以降のトラブルは15回以上を記録している。

16年には29人を乗せた同型機がチェンナイを出発し、アンダマン諸島とニコバル諸島のポートブレアへ向かっている際、行方不明ともなった。トラブル多発の同機を使用し続け、機種変更のための予算配分もしない政府や国防省への批判も野党議員から出ている。

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