総選挙で躍進の新党党首に扇動の容疑、軍政が圧力か タイ

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警察署の外で支持者に囲まれるタナトーン党首=6日/NurPhoto/Getty Images

警察署の外で支持者に囲まれるタナトーン党首=6日/NurPhoto/Getty Images

タイ・バンコク(CNN) タイで先ごろ行われた総選挙で第3党に躍進した新未来党のタナトーン党首(40)が、2015年に起きた反政府デモで扇動を行ったとして告発されたことが8日までにわかった。タナトーン党首は政治的な動機による告発だとして反発を示している。

タナトーン党首は声明で、軍政権が人々を沈黙させようと恐怖を作り出していると指摘。国内の人々や国際社会に対して、社会状況の改善に向けて人権を支持するよう呼び掛けた。

新未来党は若年層からの支持を多く受けている。タイでは今年3月、14年に軍政が誕生して以降で初めての総選挙が行われた。どの政党が政権を担うのか、はっきりとはしていない。新未来党は、プラユット首相の続投を阻む反軍政の連立政権に加わる方向で動いている。

タナトーン党首は、選挙から1週間後というタイミングについて、今回の告発が偶然ではないと指摘。「我々は、今回の件が政治的な動機によるものだと確信している」と指摘した。

警察は、タナトーン党首が15年の反政府デモで、5人以上の集会を禁じた法律に違反した反体制派のリーダーを支援したなどとしている。

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