英議会、EU離脱案を一部採決へ 「政治宣言」は切り離し

英議会がメイ首相のまとめた欧州連合(EU)離脱案の採決を行う/parliament.tv

英議会がメイ首相のまとめた欧州連合(EU)離脱案の採決を行う/parliament.tv

ロンドン(CNN) 英議会は29日、メイ首相がまとめた欧州連合(EU)離脱案の採決を行う。英政府が明らかにした。

与党・保守党のレッドサム下院院内総務が議員に述べたところによれば、政府は離脱条件を定めた「離脱協定」と、英・EU間の将来の関係を扱う「政治宣言」を切り離すことを決めた。

この決定に野党・労働党の議員や一部の保守党議員は激怒。離脱案全体の同時承認を求める「2018年EU(離脱)法」に違反しているとの見方を示す。

ただ、法的な是非よりもここで問われるべきなのは、採決で可決されるかどうかだ。メイ氏の離脱案は2週間前に149票差で否決されており、これを覆すのはどのような指導者であってもハードルが高い。

メイ首相は27日、離脱案の議会承認が実現すれば辞任すると表明。強硬離脱派のボリス・ジョンソン前外相が離脱案支持を決断するなど、一部では効果もあったが、十分ではないとみられる。

政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)は依然、断固反対の姿勢を崩していない。DUPが支持を表明していない状況では、それを口実に他の強硬派も再び反対票を投じることができる。

メイ氏の離脱案が可決されれば、英国は5月22日にEUを離脱する。メイ氏は退陣に向けた日程を示す見通しで、焦点は英・EUの将来の関係に移る。

メイ氏の離脱案が再び否決された場合、先週行われたEU首脳会議の結論も踏まえ、英国は岐路に立つことになる。合意の有無にかかわらず4月12日より前にEU離脱を決めるか、離脱の長期延期を要請するかの選択を迫られる。

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