ベネズエラで大規模停電、首都含む国土の7割超に影響

ベネズエラで大規模停電が発生

カラカス(CNN) 政情混乱や深刻な食料品、医薬品不足などが続く南米ベネズエラで国土の7割超の地域を襲う大規模停電が9日までに発生、首都カラカスでは公共輸送機関や事業活動が止まり、給油所も営業停止に追い込まれる騒ぎとなった。

停電発生から20時間以上経過した8日夕の段階でも大半の地域では電力が復旧していない。国営テレビVTVは一部で回復したとしたが、具体的な数字や地域には触れていない。

停電に見舞われているカラカスのチャカオ地区=7日/MATIAS DELACROIX/AFP/Getty Images
停電に見舞われているカラカスのチャカオ地区=7日/MATIAS DELACROIX/AFP/Getty Images

経済危機に見舞われているベネズエラで停電は日常茶飯事だが、今回のような深刻な規模は珍しい。ロイター通信は停電被害は首都の他、全23州のうち少なくとも15州に及んだと伝えた。

停電したマンションから外を見る女性=7日、カラカス/YURI CORTEZ/AFP/Getty Images
停電したマンションから外を見る女性=7日、カラカス/YURI CORTEZ/AFP/Getty Images

同テレビに出演したルイス・モッタ・ドミンゲス電力相はマドゥロ大統領に反対する反政権派による妨害工作が原因と即座に主張。その証拠には言及しなかったが、「電力戦争」との言葉も使った。マドゥロ大統領もツイッター上で米帝国主義による国民に対する電力戦争が宣言されたとしながらも、敵は敗北すると主張した。

電力相によると、停電は南部ボリバル州にあり、同国の電力供給の約7割を占める主要な水力発電所で発生した。

マドゥロ大統領は停電は水力発電所への妨害工作が要因だと主張/YURI CORTEZ/AFP/Getty Images
マドゥロ大統領は停電は水力発電所への妨害工作が要因だと主張/YURI CORTEZ/AFP/Getty Images

一方、国立電力供給公社の元幹部はCNNの取材に、同発電所での停電は老朽化した設備や貧弱な管理体制が原因と指摘。補給部品や電力系統を改善させる人的な余裕も乏しいと説明した。

ベネズエラではマドゥロ大統領に反発し野党勢力を率いるグアイド国会議長が暫定大統領への就任を宣言。米欧などの支持を得て、ロシアや中国が肩入れする現政権の駆逐を目指している。

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