ジンバブエのムガベ大統領辞任 37年の長期政権に幕

2017.11.22 Wed posted at 10:09 JST

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ハラレ(CNN) アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領が21日、辞任を表明した。同国の独立以来、37年間続いた長期政権が幕を閉じた。

ムガベ氏の弾劾(だんがい)に向けて開かれた議会両院合同会議の冒頭で、議長が同氏の書簡を読み上げた。議場から大きな拍手が上がり、弾劾手続きはただちに中止された。

ムガベ氏は書簡で「円滑な権力移行を可能にするために辞任する」と述べ、自発的な退陣であることを強調した。

与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)によると、ムガベ氏に解任されたばかりのムナンガグワ前副大統領が後任に就く。規定に従って48時間以内に就任する見通しだ。

議事堂の外では市民らが喜んでこぶしを挙げ、国旗を振って踊ったり、歓声を上げたりする姿がみられた。

旧宗主国である英国のメイ首相は、ムガベ氏の辞任がジンバブエに「圧制から解放されて新たな道を築く機会」をもたらすと述べた。

ムガベ氏がムナンガグワ氏を解任し、妻のグレース氏に権力を譲る動きを示したことをきっかけに軍が主導した事実上のクーデターは、わずか2週間で決着がついたことになる。

21日の時点でムガベ氏夫妻の居場所は分かっていない。

ムナンガグワ氏は舞台裏で軍幹部らと連携していたとみられる。同氏はムガベ氏の右腕とされ、「クロコダイル」と恐れられてきた人物。1980年代初め、反ムガベ派を中心に2万人が死亡したとされる一連の虐殺事件を情報当局責任者として指揮した疑いがある。本人は関与を否定しているが、ムガベ氏よりさらに抑圧的な指導者になるとの懸念も指摘され、国民に歓迎されるかどうかは不透明だ

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