ドローンが旅客機に衝突、世界で初の事例か カナダ

2017.10.19 Thu posted at 19:30 JST

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香港(CNNMoney) カナダ政府は19日までに、同国ケベックシティーの国際空港周辺空域で着陸態勢にあった旅客機の翼に小型無人飛行機(ドローン)が衝突する異常事態が起きたと報告した。旅客機の被害は軽微で無事に着陸していた。

ドローンと旅客機の衝突は国内で初めてとしている。定期航空会社の団体「国際航空運送協会(IATA)」は世界での報告例はなく、初の事例の可能性があることを示唆した。

カナダの地元メディアによると、今月12日に被害を受けた旅客機は同市に拠点があるチャーター航空会社「スカイジェット」が運航する。乗客6人、乗員2人が搭乗していた。同社の公式サイトによると、運航機材は小型の双発エンジン機となっている。

カナダのガルノー運輸相は声明で無事の着陸に安堵(あんど)したとの声明を発表。会見で「操縦室の窓にぶつかりパイロットが業務遂行出来なかったり、エンジンに衝突したりすれば悲劇的な結果になる恐れがあった」と述べた。

ドローンは飛行規則に従い空港から3.5マイル(約5.5キロ)離れた空域にいたが、高度は規定をはるかに上回る約450メートルを進んでいたという。

個人によるドローン操縦は世界規模で激増し、有人航空機との遭遇も増えている。各国は衝突回避のための規則策定を急ぎ、カナダ政府も今年、ドローンの飛行高度は90メートルに規制するなどの安全対策を打ち出していた。違反者には最大で2万5000カナダドル(約225万円)の罰金や禁錮刑を科す罰則も発表していた。

カナダ当局によると、ドローンに絡む騒ぎは今年、報告分だけで約1600件。航空機などの安全運航確保への脅威とされたのは131件だった。

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