看護師が患者90人殺害か、蘇生試す目的で薬品投与 ドイツ

2017.08.29 Tue posted at 09:44 JST

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ベルリン(CNN) ドイツの警察と検察は28日、患者6人を殺害した罪に問われて服役中の元看護師の男が、別の84人の殺害にもかかわった可能性があると発表した。90人もの患者が殺害されていたとすれば、同国史上最悪級の連続殺人事件になる。

ドイツ北西部デルメンホルストやオルデンブルクの病院で看護師をしていたニルス・ヘーゲル受刑者(40)は2015年、患者6人を殺害した罪で終身刑を言い渡された。

捜査当局はその後も、ヘーゲル受刑者が勤務していた病院で死亡した患者の遺体を掘り起こすなどして捜査を続行。警察は、同受刑者がオルデンブルクの病院で1999~2001年にかけて患者36人を、デルメンホルストの病院では48人を殺害したと見ている。

被害者の数はさらに多い可能性もあるが、一部は既に火葬されていることから正確な人数は特定できない見通し。

AFP通信によると、ヘーゲル受刑者は公判で、患者に心不全や循環虚脱を引き起こす薬品を投与しては自分で蘇生を試みていたことを認め、蘇生できれば有頂天になり、失敗すればひどく落胆したと証言していた。

オルデンブルク警察の幹部は28日の記者会見で、被害者のあまりの多さに言葉を失ったと述べ、「もし当時の責任者が躊躇(ちゅうちょ)せずに州検察などに通報していれば、こうした殺人は防止できていたかもしれない」と指摘した。

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