中国海軍、世界展開を加速 バルト海でロシアと合同軍事演習

今年1月、空母「遼寧」を中心に南シナ海で演習を行う中国艦隊

今年1月、空母「遼寧」を中心に南シナ海で演習を行う中国艦隊

(CNN) 中国最先端の誘導ミサイル駆逐艦率いる艦隊が、バルト海でロシア海軍と合同軍事演習を実施する。両国の国防相が21日までに確認した。

中国の人民解放軍によると、演習は1週間にわたって実施予定。欧州の海域で中ロが合同軍事演習を行うのは初めてとなる。

ロシア国防相によると、演習では対潜水艦や対空訓練を実施する。演習の拠点は、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であるポーランドとリトアニアにはさまれたロシアの飛び地、カリーニングラードに置く。

中国から初めて参加する052D型駆逐艦「合肥」は、2年前に就航したばかり。演習にはほかに、ミサイルフリゲート艦1隻と補給船1隻、ロシアの艦船約10隻が加わる。

中国が地球の反対側に艦隊を派遣することは、10年前までは考えられなかった。NATO加盟国の英国やオランダ、デンマークの海軍艦は、英仏海峡や北海を横断して演習へ向かう中国の艦隊を何度もエスコートしている。

バルト海では、ロシアと米国、NATO加盟国との間で今も緊張が続く。中国のこの海域への到達には、そうした大国に匹敵する軍事力を見せつけたい狙いがあると思われる。

バルト海での合同演習について中国は、「第3国」を想定しているわけではないと説明する。しかし国営英字紙グローバル・タイムズは、海軍事情に詳しい北京の専門家の話として、「最先端の誘導ミサイル駆逐艦を派遣することで、中国はロシアへの誠意を示し、我が国を挑発しようとする他国を強く牽制(けんせい)している」と伝えた。

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