カダフィ大佐の息子、恩赦で釈放 リビア

2017.06.12 Mon posted at 10:23 JST

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(CNN) リビアの最高指導者だった故カダフィ大佐の息子、セイフ・イスラム・カダフィ氏が、6年ぶりに釈放された。同氏を2011年以来拘束していた民兵組織が12日までに明らかにした。

民兵組織の10日の発表によると、サイフ氏はリビアの下院が通過させた恩赦法に基づき、北西部の都市ジンタンで釈放された。これまでのところ、公の場に姿は見せていない。

関係者はCNNの取材に対し、サイフ氏が9日に釈放されたことを確認したが、身の安全が懸念されるとして現在の居所は明らかにしなかった。いずれ国民向けに演説を行う見通しだとしている。

サイフ氏は、 国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪の容疑で指名手配している。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチなどによると、同氏は2011年のリビア革命を弾圧しようとした罪に問われ、14年にトリポリの裁判所に出廷する映像が公開されていた。15年には同裁判所が有罪を宣告し、銃殺刑による死刑の判決を言い渡した。

リビアはカダフィ大佐が6年前に死亡して以来、3つの政府と複数の議会、対立する民族や民兵組織の間で勢力争いが続く。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」も活動拠点としている。恩赦法を通過させた下院は、国際社会には承認されていない。

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