韓国大統領に文在寅氏 北朝鮮政策で方針転換へ

2017.05.10 Wed posted at 12:17 JST

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ソウル(CNN) 9日に投開票が行われた韓国の大統領選挙で、リベラル系の文在寅(ムンジェイン)氏(64)が勝利した。文氏の勝利によって、対北朝鮮政策が大きく変わる可能性がある。

文氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と対話を行うとの姿勢を見せており、弾劾(だんがい)された朴槿恵(パククネ)前大統領の強硬姿勢とは異なる。

有権者にとっての争点は汚職対策や経済政策だったが、米国と北朝鮮との間で緊張が高まるなか、北朝鮮問題も選挙戦に大きな影を落としていた。

特殊部隊に所属した経験を持ち、人権弁護士としても活躍した文氏は選挙期間中、保守強硬派から北朝鮮に対する姿勢が軟弱との批判を浴びた。

文氏は、軍や安全保障政策とともに、交渉や経済協力を組み合わせることを主張している。

こうした姿勢は韓国政府が1998年から2008年にかけておこなった北朝鮮との対話や交流を重視する「太陽政策」に近い。文氏は実際に、当時の政権で主要な役割を担った。

太陽政策では、韓国政府は北朝鮮に積極的に関与し、大統領2人が平壌を訪問した。しかし、こうした政策では、北朝鮮の核開発プログラムを制止することは出来なかった。

北朝鮮情勢では、素早い対応を求められそうだ。

専門家からは、北朝鮮が6度目となる核実験を喫緊に実施するとの見方も出ている。北朝鮮は4月にも複数回のミサイル発射を行っている。北朝鮮は7日、敵対行為を行ったとして米国人を拘束したと明らかにした。これで、北朝鮮に拘束されている米国人は4人となった。

文氏は選挙期間中、朝鮮半島非核化へ向けた最良の手段として、経済面を重視した北朝鮮への関与を主張していた。

文氏はまた、米軍による高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)の韓国配備について否定的な見方も示していた。

米韓政府は先週、THAADの稼働開始を明らかにしていた。


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