難民申請のイラン人少年に襲撃、5人を訴追 ロンドン

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少年はクロイドン地区のバス停で襲われた

少年はクロイドン地区のバス停で襲われた

ロンドン(CNN) 英国に難民認定を申請している17歳の少年が、ロンドンで20人ほどの集団に暴行されて頭部に重傷を負う事件があった。警察はヘイトクライム(憎悪犯罪)として捜査に乗り出し、3日までに10人を逮捕したことを明らかにした。

警察によると、現地時間の3月31日午後11時40分ごろ、17歳の少年がロンドン南東部クロイドン地区のバス停で友人と待ち合わせをしていたところ、20人ほどの集団に襲われ、頭部を何度も殴られるなどして頭や顔に重傷を負った。

PA通信によると、少年はクルド系イラン人で、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折や脳血栓のため3日現在も病院の集中治療室に入院している。依然として深刻な容体だが、命に別条はないという。

警察は2日までに17歳~26歳の9人を逮捕し、3日にもさらに1人を逮捕。このうち20代の5人を暴行や傷害などの容疑で訴追した。

被害者の少年は快方に向かっており、間もなく一般病棟に移れる見通し。警察は少年をサポートしながら、事件について事情を聴く方針。

インターネットでは少年を支援するクラウドファンディングのページも開設され、3日午後までに6000ポンド(約83万円)の寄付が集まった。

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