中国艦船、米海軍の無人潜水機奪う 国防総省が返還要求

各国の領有権主張が対立する南シナ海

各国の領有権主張が対立する南シナ海

(CNN) 米国防総省のクック報道官は17日までに、中国軍の艦船が南シナ海で米海軍の無人潜水機を「違法に奪った」と述べ、中国側に返還を要求していることを明らかにした。

クック報道官は声明で、「我々は中国に対し、米国のUUV(無人潜水機)を即座に返還し、国際法の下でのあらゆる義務を順守するよう要求する」と述べた。

米当局者によると、現場は南シナ海の公海上で、フィリピン北部ルソン島のスービック湾の港町から約160キロ沖合の地点。

米海軍の海洋調査船「USNSバウディッチ」が潜水機2機を回収するため停止していたところ、バウディッチを追尾していた中国海軍の艦船が小型艇を投入。この小型艇の中国人乗員が2機のうち1機を奪っていったという。

同当局者はまた、米軍が無線で潜水機は米国の所有物だと呼びかけたものの、中国側からの応答はなかったと言及。中国艦が立ち去る際に無線連絡があり、自軍の業務に戻ると示唆したと述べた。

米国の海洋調査船はスパイ行為に及んでいるのではないかとの想定から海上で追跡されることが多い。ただ同当局者によると、今回のケースでは、潜水機は海洋の状況を調査していただけだったという。

中国側の動機は不明だが、今月初めにはドナルド・トランプ次期米大統領が台湾総統の祝電を受け取り、米中間で合意してきた「一つの中国」原則を破る動きがあった。中国はこの件について公的に不満を示し、ホワイトハウスに連絡を取っていた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]