豪雨の濁流がモスク直撃、信者など41人死亡 パキスタン

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被災者をヘリで搬送するパキスタン陸軍の兵士

被災者をヘリで搬送するパキスタン陸軍の兵士

(CNN) パキスタン北部がモンスーンの豪雨に見舞われ、モスクが押し流されるなどして40人以上が死亡、20人以上が行方不明となっている。当局者が3日に明らかにした。国家災害対策当局は、今後数日にかけても大雨に警戒するよう呼びかけている。

地元当局者によると、アフガニスタンと国境を接する北東部のチトラル地区では、鉄砲水のために41人が死亡、23人が行方不明になった。

ウルスン村では2日夕の豪雨でモスクが濁流にのまれ、少なくとも16人が死亡した。当時このモスクでは、信者たちがラマダンの祈りをささげていた。

被害発生が夜間だったことから、パキスタン陸軍などによる救助活動は難航した。

パキスタン陸軍は3日、チトラル地区で捜索救助活動を続け、被災者に食料やテント、医薬品などを届けていると伝えた。

当局者によると、住宅少なくとも70棟に倒壊や損壊の被害が出ているという。

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