スリランカ豪雨、死者37人 22万人被災

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大規模な地滑りに襲われた中部アラナヤケの集落=Sri Lanka Red Cross

大規模な地滑りに襲われた中部アラナヤケの集落=Sri Lanka Red Cross

(CNN) スリランカで3日間にわたって続いた豪雨のために、全土で洪水や地滑りが相次ぎ、少なくとも37人が死亡、21人が行方不明になっている。

最大都市コロンボの災害対策センターによると、洪水や地滑りによる被災者は22万3687人に上る。現在、約20万人が各地の避難所に身を寄せているという。

耕作地や道路が水没するなどの被害も全土で発生。水位が上昇して自宅に取り残された人が救助されている。

北部のキリノッチは24時間で年間降水量の4分の1に当たる372ミリの豪雨に見舞われた。

多数の集落が大規模な地滑りにのみ込まれた中部ケゴールのアラナヤケでは、これまでに13人の遺体が回収された。

赤十字によれば、200世帯が一時がれきの下敷きになったものの、180人あまりは救助されたという。

軍の広報によると、ブラスコフピティヤの地滑りでは3人が死亡した。地元住民の話では、まだ100人あまりが土砂の下敷きになっている恐れがある。

紅茶の産地として知られる中部ヌワラエリヤでは、地滑りの危険があることから作業員が安全な場所に避難した。

スリランカは来月からモンスーンの季節に入る。豪雨をもたらしたベンガル湾の低気圧は、インド南部へ移動すると予想されている。

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