訪英オバマ氏、英国のEU離脱に警鐘 内政干渉との反発も

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オバマ大統領(左)とキャメロン首相が会談=HOST TV

オバマ大統領(左)とキャメロン首相が会談=HOST TV

ロンドン(CNNMoney) 訪英中のオバマ米大統領は22日、欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票を6月に控えた英国に対し、EUにとどまるように促す会見を行った。この国民投票をめぐっては、元米財務長官8人もこのほどEU残留を促す公開書簡を発表していた。

オバマ氏はこの中で、英国は「強い欧州を先導するのを助けているときが最良の状態」だと指摘。「国民投票の結果は米国の将来の展望にも影響するため、米国にとっても深い利害がある問題だ」と述べた。

EU離脱が決まれば、米国との自由貿易協定を結ぶ際、英国は「列の後ろ」に並ばざるを得なくなる可能性があるとも指摘した。

またオバマ大統領は英紙テレグラフに寄稿し、英国人はEU残留を支持する投票を行うべきだとする論考も発表した。

これに対し、一部の英国人は内政干渉だとして反発。ロンドンのボリス・ジョンソン市長は英紙サンに寄せた文章の中で、EU当局に多くの権限を委譲するような事態を米政府が経験する可能性はないにもかかわらず、オバマ氏がこうした主張をするのは偽善的だと示唆した。

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