北朝鮮、2棟目のウラン濃縮施設を稼働か 濃縮能力が倍増

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寧辺の核施設で働く作業員=2008年2月

寧辺の核施設で働く作業員=2008年2月

(CNN) 米軍事情報会社IHSジェーンズは12日までに、北朝鮮が寧辺の核施設で2棟目のウラン濃縮施設の稼働を開始したとする報告書を発表した。

施設内には1棟目と同様、多数の遠心分離器が設置されているとみられる。IHSジェーンズの情報誌インテリジェンス・レビューは、「北朝鮮のウラン濃縮能力が倍増した可能性がある」と指摘した。

民生利用を目的としたウラン濃縮とも考えられるが、核兵器への転用も可能だという。

北朝鮮は2010年11月、遠心分離器2000基が稼働する1棟目の濃縮施設へ、米スタンフォード大学のジークフリード・ヘッカー教授らを招いた。同教授はこの施設について、民生用に見えるが兵器用にも容易に転換できそうだと述べていた。

IHSジェーンズによると、1棟目の隣に13年、同じような大きさの2棟目が完成した。昨年末から今年初めにかけて撮影された衛星写真によると、2棟目の屋根や通気口近くの雪が次第に溶けていったのが分かる。内部で熱が発生し始めたと考えられることから、今年2月には稼働が始まったと推定される。

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