伊首相、防弾チョッキ着てケニア大統領と会談か

2015.07.18 Sat posted at 12:14 JST

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(CNN) イタリアのレンツィ首相が15日、ケニアの大統領宮殿で同国のケニヤッタ大統領と首脳会談に臨んだ際、分厚い防弾チョッキを着込んでいたとの見方が広がり、批判の声が上がっている。

イタリア政府の関係者はCNNに対し、レンツィ首相がケニア訪問中、セキュリティー上の懸念から防弾チョッキを着ていたことを確認した。ただ、大統領宮殿内でまで着用していたのは、セキュリティーではなく「立て込んだスケジュール」が理由だったとしている。

ケニアのエシピス大統領報道官はCNNに対し、本件に関する正式なコメントはないとしている。

レンツィ首相の画像を巡ってネット上では、ジャケットの盛り上がりを赤い円で囲むなど、本当に防弾チョッキを着ていたのか推測する動きが広がった。ケニア人のネットユーザーからは不快感を示す声が上がっている。

ケニアは近年、ソマリアに拠点を置く過激派「シャバブ」などにより相次ぐテロ攻撃に見舞われている。ただ、大統領宮殿はおそらくケニア国内で最も安全な場所だ。フェンスを周囲に巡らし、重装備の軍事部隊が防護に当たっているほか、監視カメラも常に回っている。

オバマ米大統領のケニア訪問を今月下旬に控え、セキュリティー面での外交儀礼が問題になりそうだ。

ケニア人の父を持つオバマ大統領は、同国で絶大な人気を誇っている。ケニア紙はこの数カ月、安全上のリスクがあるにもかかわらずオバマ大統領が来訪すると繰り返し報じてきた。

セキュリティーの専門家、ウィル・ゲッデス氏は、国家元首が要人と会談するにあたり防弾チョッキを着用するのは、極めて異例だと言及。会談映像を見た上で、セキュリティー担当者の意思決定について疑問を呈さざるを得ないとした。

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